楽器紹介


楽器紹介

左からギター、セロ、ドラ、マンドリンです。ベースは大きくて入りませんでした。



 マンドリン
歴史  直接の起源となる楽器は、1620年にベネチアで製作されたリュートから派生した楽器 マンドーラであると言われています。さらにその祖先と考えられる楽器は、約3500年前のメソポタミアの文化の遺跡から発掘されているという大変歴史の長い楽器です。
19〜20世紀にかけてイタリアの王妃が マンドリンを愛好したことからイタリアで大流行したそうですが、第二次世界大戦で 敗北により王政が廃止されたため、マンドリン音楽は衰退の道をたどったそうです。

日本にマンドリンがやってきたのは1894年のことで、日本での歴史も決して 短いものとは言えません。現在では日本が世界一愛好者が多い国となっているそうです。日本人には琵琶型がしっくりくるのかも…。

マンドリンは主にメロディーを担当するマンドリンオーケストラの花形です。「弾ける」ようになるのは比較的簡単ではありますが、音色に変化をつけるのが難しい楽器であるためさらに上のレベルに到達するには努力を要する楽器であると言えるでしょう。マンドリン属の最大の特徴は、ピックを使ったトレモロと言う独特な奏法と2対の弦です。ちなみに我がmcではドリンと呼ばれています。


 マンドラ
正式名称はマンドラ・テノール。マンドリンより一回り大きい楽器です。 楽譜はト音記号で書かれていますが、実際は 出る音は示されている音より1オクターブ低くなっています。 その音域は人の声の音域に相当するそうで、マンドリン属の中ではもっとも表現力を持っていると言われています。
オーケストラでは主旋律から副旋律、伴奏などで幅広く活躍しマルチな才能を発揮しています。



 マンドセロ
ドラより大きく、マンドリンの4倍くらいあります。主に低音を担当する楽器です。マンドリン属特有の2対の弦であることに加え、弦が太く指の力が必要になるためトレモロが難しいのですが、しっかり弾ければたまに出現するメロディーではその渋さにやられちゃいます!



 クラシックギター
クラシックギターは1〜3弦がナイロンで作られているため、金属弦のマンドリン属 の音色にやわらかさを加えます。主に伴奏を務めますが、旋律を担当することもあります。
ちなみに、アコースティックギターはクラシックギターとフォークギターに大別されます。アコギと言えば、クラギもフォークも示すようです。



 ベース(コントラバス)
マンドリンオークストラ唯一の刷弦楽器。弓(アルコ)を用いて演奏します。伴奏を担当しマンドリンオーケストラの演奏に幅と奥行きを与えオーケストラ全体を支え包み込みます。ベースがいるのといないのでは曲の雰囲気が全く変わってくるので、動きは目立ちにくいですが実は重要なポジションの楽器です。

 




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